しかしもかかしもない。

未練ごころを 捨てる季節はずれの 女ひとりの旅です・・・(田川寿美『女…ひとり旅』より) Neither Shikashi nor Kakashi!!

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■ 『千円札は拾うな。』は千二百円のムダ。

この本がやたら流行っている。

千円札は拾うな。
(ツッコミ入れるためにふせん貼りましたw)

題名がとても気になるし、それ以上に色ツヤがとても良い。

おととい地下鉄に乗ったら、ドア付近の正方形の広告が、
この本と同じ色になっていた。

senden.jpg

書籍でこんな場所に広告を出すとは、よほど景気良く売れているのだろう。

そのうち山手線がこんなになったりしてな。

yamanote.jpg

かく言う自分も、この装丁に目をひかれ(なんせ緑色好きなもので)、本屋でパラパラとめくってみた。“「本郷猛」を鍛えてはいけない”
という、なんともくすぐられる小見出しがあって買ってしまった。

読んだあとの気持ちからすると、「色ツヤに騙された…」という感じ。

言いたいことが分からなくはない。なるほどと思うことも書いてある。
わざと常識と違うことを言って、読者をひきつける手法を心得ている。

しかし、書いてあることにウソが多過ぎると思う。

まず、確実に間違っていると思ったのは下の箇所だ。

たとえば、ニューヨーク・ヤンキースのショートにデレク・ジーターという選手がいる。彼はセカンドにいるときヒットが出ると、アウトになる可能性があっても、必ずホームに突っこむ。三塁コーチャーも日本のように止めたりはしない。

そんなのジーターに失礼だ。ジーターだって絶対アウトになると思ったら
止まるに決まっている。

安田氏は知っていると思うが、これを「状況判断」という。

 たとえば、サラブレッドはその優劣がほぼ百%遺伝子によって決まる。そのため速い馬の種つけ料は一回で何億ものお金になる。回収を種付け料でしか考えなければ、回数多く種つけを行ったほうがいいということになる。
 しかし、馬主は絶対にそれをしない。なぜなら、種つけを数多く行い速い馬がたくさん生まれてしまうと速い馬の価値が下がり、種つけ料そのものが安くなってしまうからだ。

ここについては、もう始めから終わりまでデタラメである。

サラブレッドの優劣は遺伝子だけで決まらない。サンデーサイレンスの
産駒に未勝利馬がたくさんいること、一流とは言えない血統の父と母から
オグリキャップのような馬が産まれていること、そのオグリの仔が全然
走らなかったことなどを挙げればじゅうぶんだろう。

次に、一回の種付け料はそんなに一流どころでもそこまで高くない。
(在りし日のサンデーで三千万円、アメリカの最高額で五十万ドル程度)

あと、種牡馬(タネ馬)の所有者を「馬主」と呼ぶのは違和感がある。

なんか、知らないならわざわざ競馬を例に出さなければいいのにと思う。

これらの細かい間違いを指摘したうえで、この例え話の趣旨である
「速い馬がたくさん生まれると速い馬の価値が下がるから、種牡馬の
所有者は種付けの回数を抑制する」という主張は、まったく的外れで
あると言っておきたい。

さっきも書いたが一流種牡馬の仔がぜんぶ走るわけではない。百頭、
二百頭の中から一頭の名馬が出てきてほしいなー、という世界なのだ。
速い馬の価値が下がるなんて、わけが分からない。

所有者が種付け回数を制限することもあるが、それはもっぱら種牡馬の
健康に気を遣うためか、あんまり回数多くなると薄まっちゃわないかなー
という、科学的根拠はないがヘンに説得力のある通説のためである。

このように、仮に安田氏の主張自体が正しかったとしても、流れの中に
散りばめてあるたとえ話がいちいち怪しいのである。

最初に出てきた「本郷猛を鍛えてはいけない」にしてもそうだ。

これはサラリーマンがスキルを身につけて給料アップを狙うのは、
仮面ライダーに変身する前の本郷猛がバイクの乗り方を覚えたり、
空手を習ったりするようなもので無意味だ、という主張らしい。

しかし本郷猛は元バイクレーサーであり、武芸百般の人でもあるから
それらの手習いは不要である一方、彼はおやっさんとの特訓によって
「電光ライダーキック」をあみ出したりしている。

まあ、忙しい人は野球や競馬や仮面ライダーを観ていないのだろう。

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