しかしもかかしもない。

未練ごころを 捨てる季節はずれの 女ひとりの旅です・・・(田川寿美『女…ひとり旅』より) Neither Shikashi nor Kakashi!!

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■ 普通志向

小熊英二・上野陽子『癒しのナショナリズム』(慶大出版会2003)を読んだ。

帯には“「新しい歴史教科書をつくる会」とは何だったのか”とある。

この本は、うちの高校の隣にあるSFCで社会学を教えている小熊先生の
ゼミ生だった上野さんが、「つくる会」神奈川県支部の勉強会に参加して
見聞きしたこと(これを参与観察というらしい)をまとめた卒論が非常に
よい出来だったので、小熊先生が「是を世に問ふべし」と意気込んで慶應の
大学出版会とかけあい、先生の近いテーマの論文数本との抱き合わせで
出版にこぎつけたものだという。
(以上、人から聞いた話と本の序文より。何となく親しげな呼称を用いて
いますが、実はぜんぜん面識などありません。)

上野氏の調査の中で描かれているのは、「普通の市民」と自らを位置づけ、
「常識」に照らして現行の歴史教科書に違和感を覚え、「つくる会」の
運動に参加している人たちである。

ふーん、普通志向かぁ。

ちょっと理解できないことである。逆じゃないかな。

土曜日曜の午後に、わざわざ公民館だか小ホールに出かけ、歴史教育が
どうしたこうしたという議論に参加したり、それに一家言もつ専門家の
講演を聞いたり、あわよくば質問をぶつけたりする・・・

むしろそういう非・日常感にアドレナリンが出るのではないだろうか。
そこまでしておいて、「普通」って何なんだ??

あと、小熊英二が「つくる会」の運動を、あくまで警戒すべきものとして
位置づけていたことが印象に残った。今後広がっていく危険性について
言及していたり、「むしろ筆者が怖れ、重視しなければならないと考えて
いるのは、この運動そのものよりも、その出現が示した現代日本社会の
心の闇である」とまで言うてはる。

心の闇か。。。

某研究会に参加した時、懇親会で不自然に話しかけてきた長髪のおじさん
と、ひとしきり「李登輝トーク」で盛り上がって、住所を聞かれたけど
まあいいかと教えたら、それ以来毎月「キリストの幕屋」の機関紙が家に
送られてきていて、たまに「つくる会」のシンポジウムの案内も挟まって
いるという屯田八郎の心なんか、さしずめ真っ暗闇だな。

コメント

いよいよアジ文だな。って、わざとやってるんですよね??
もう自分のブログ作ればいいじゃないですかw

ホリエモンが急に悪者になってしまったことへの違和感は、僕も同感です。。

ショーンズ

おー、コメントスパムニうってつけの話題だ!

僕は基本的に東アジア重視派だけど「つくる会」教科書を単純に社会の心の闇と断罪する姿勢こそが社会の心の闇だと思う。

彼らが教科書を作った狙いの1つは日中戦争から終戦までにおいて日本がしたことがすべて悪いという戦後の戦争史観に対する疑問を投げかけることにあったと思う。(私は日本が戦争中にしたことを肯定する気はないが、世の中のあらゆる行為と同じく侵略にも光の部分があったことを否定する気もない。ただその光は、闇を肯定するほどまばゆくなかったと思う。)

彼らの試みは一部成功した。議論を巻き起こしたのだ。しかしその議論が教科書が善か悪かの二元論で終わっているので試みは失敗だったといえるだろう。

なぜ失敗したのか。それは日本人が物事を善悪の二元論でしか感じる(あえて考えるとは言わない)ことが出来ないからである。ウヨクもサヨクもノンポリもほとんどの日本国民が善か悪かどうでもいいとしか判断できないのである。昨日までの寵児ホリエモンが今日には極悪人になったように。その思考こそが「社会の闇」なのではないか。

それは何も日本のことだけではない。ハマスが政権を握ったパレスチナ、一部民主主義的選挙を実施したらイスラム原理主義が台頭したエジプト、共和党原理主義と民主党原理主義が二分しているアメリカ、北朝鮮原理主義が蔓延している韓国、反米原理主義で台頭するベネズエラのチャベスなどなど、市場原理主義の日本だけでなく世界は単純な原理主義を好む傾向にある。

原理主義は確かに分かりやすい。論理展開がすっきりしているからだ。しかし単純な論理では実際の政治も経済も外交も動かすことは出来ない。そこには粘り強い交渉と十分な根回し、折衝が不可欠である。そう、政治は分かりにくいのだ。したがって政治家は何かを達成するために何かで妥協しなくてはならない。小泉は構造改革という看板を達成するために、その中身で大いに妥協し、政治家、役人、大企業の既得権益を守ることで妥協し、一般国民の既得権益を奪い去るというあるまじき暴挙に出ている。原理主義者はその理念を達成するためにしばしば国民を危機にさらす。大量失業や戦争に伴う死である。それで本当にいいのか?いいはずがない!!!自らの脳みそに汗をかけ、世界の民よ!

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